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初めての出産
大型病院での初めての出産は、なんと合同!?出産。
薄いカーテン1枚で仕切られていました。
出産はお母さんも赤ちゃんも命がけ。
「赤ちゃんも苦しいのを我慢して、お母さんに会う為に頑張ってるんだからね。」
そう姉に励まされ、私も「うっ・・・」「くっ・・」と
陣痛と戦っていましたが
「いたーーーーーーーい!いたい!痛い!痛い!いたいーーーーー!」
隣の妊婦さんの苦しそうな叫び声が気になってしまい・・・。
私の陣痛の波が引いていってしまいました。
駄目だ。集中!集中!
私の声が聞こえないので、気を失っているのかと外で心配する家族。
反対側では
「赤ちゃん出てきたよ!息して!!ほら!!
酸素準備!」
バタバタと数名のお医者さんと看護師さん達が集まってきます。
そうこうしていると、私もやっと
「いきんでいいよ!!ほら!!頑張って!」
子宮口10センチに到達!!やっと力一杯息むお許しが出ました!!
3~4回の息みで無事に出産。
姉曰く、初産にしては安産だったようです。
こうして初体験の合同出産でしたが、全員無事に出産を終えました。
本当に出産も人それぞれに、色んな物語があります。
出産よりも
共同出産したお母様方から、後に
「エレガント出産」と呼ばれた私の出産でしたが、
なんとも出産より陣痛より苦しいのが、縫合。
痛いなんてもんじゃないです。
いや、痛いんですけど。
息が止まる程の痛み。
「先生!あと何分で縫合終わりますか!!!????」
エレガントな私ですが、耐えきれずに先生に必死のアピール!
痛いんですけどー!!!泣
でも後々の事を考えて、しっかり縫合して頂かねば!!泣
必死に時間が過ぎるのを待ってました。
出産は例えるなら
子供の頃にテレビで観た
ドラゴン○ール主題歌。ラストの一言。
「スパー○ン!!」
あの絵と台詞そのままでした。
縫合は
こけて怪我した箇所を、丁寧に針でなぞられるような・・・。
そんなゾッとする時間が数分・・・
体感は数十分。
あの耐えがたい痛みは、人生で初めての経験でした。